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事業代表者ご挨拶

 日本は世界に先駆け超高齢社会に突入しました。平均寿命は延び続け今や“人生90年”に手が届こうとしています。しかしながら、どれ程の人が健康で心身ともに豊かな人生を全うできているでしょうか。厚生労働省の発表によると「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」すなわち健康寿命と平均寿命との差は男性で約9年、女性で約12年もの開きがあります。これは周りの支援や介護を必要とする期間が平均で9~12年もあるということを意味しているのです。

 私の母も腰椎圧迫骨折のため突如、普通の生活が一変し、その後ペインクリニックをはじめ、老人保健施設、特別養護老人ホームを転々とすることとなり、晩年はほぼ寝たきりの生活を余儀なくされました。通院や入退院の時には、車いすやストレッチャーのままで移動する必要に迫られ、介護タクシーの方には大変お世話になりました。88歳米寿の人生を終えることができたのは、こうした様々な方々の助けがあったからこそと今でも感謝の念に堪えません。

 私は長年、行政機関で障がい者福祉、高齢者福祉施策に携わり、特に認知症施策の分野では認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指し様々な取組みを推進してまいりました。中でも国が推し進める「認知症サポーターキャラバン」では、認知症の方と家族への応援者である認知症サポーターを全国で育成することにより、認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族を温かい目で見守ることができる社会づくりを推進するため、私自身もキャラバンメイトとなり、多くの認知症サポーターを育成してまいりました。また、認知症の方のみを対象とした特別養護老人ホームに施設長として勤務した経験も今後の事業運営に生かしていきたいと考えております。

 今後、団塊の世代全ての方が75歳以上の後期高齢者となる時期を迎えます。ひとりでも多くの方が健康で長寿を全うできるよう願うばかりですが、例え健康上の問題で不便な生活を強いられたとしても、不自由なく快適に外出できるよう私たち介護・福祉タクシーがサポートさせていただきますのでご安心ください。ご連絡をお待ちしております。

 

 

彩都 介護・福祉タクシー 優(ゆう) 

代表  熱田 栄司  

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